2007年1月26日(金)22:07

チェコ首相はドイツのEU憲法再生案を歓迎

AFP

チェコのミレク・トポラネク首相は、欧州憲法批准プロセスについてオープンな議論を図ろうとするドイツのアンゲラ・メルケル首相の努力を支持した。「私はこうした議論を求めるドイツの提案を歓迎する」とトポラネク首相はプラハでメルケル首相との会談を終えて語った。メルケル首相は、「建設的な」協議が行われた。皆が一つの目標を追わなければ、EUはこの問題で前進を図れない、と語った。メルケル首相はEU議長として、チェコ訪問を皮切りに憲法プロセス再生に向けた二国間協議を開始した。

トポラネク首相は、「短時間であったが、集中的に」欧州連合に関する議論ができたと述べた。協議のテーマは留保や問題点に関するものばかりではなかった。「むしろ私たちは、互いを結びつけるものやEU諸国を結びつけているものを探した」、と首相は語った。チェコはEU憲法の批判国の一つである。EU憲法は2005年にフランスとオランダの国民投票で批准が否決されて以来、凍結されている。現在のところ加盟全27ヶ国中18ヶ国が批准を済ませている。メルケル首相はこの日の晩、チェコのヴァーツラフ・クラウス大統領とも会談する意向である。

メルケル首相は、憲法批准プロセスを2009年半ばの欧州議会選挙の前に完了させることを目標にしている。そのために議長国ドイツは今年の上半期の終わりまでに「ロードマップ」を作成する意向である。チェコのクラウス大統領は昨日ポーランドのレフ・カチンスキ大統領と会談し、停滞している憲法プロセスを「性急に、急進的に、唐突に」解決せぬよう警告したばかりである。「憲法条約は現在の形では受け入れられない」とクラウス大統領は述べている。

原題:Topolanek begruesst deutschen EU-Verfassungsvorstoss




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